土地活用モデル大賞表彰プロジェクト
全国的に多くの低・未利用地が発生しており、その解決が必要とされています。
(財)都市みらい推進機構は優れた土地活用を全国的に紹介し、その普及を図ることを目的とし、 すでに低・未利用地の活用がなされた、土地活用の模範的事例、いわば「成功モデル」に着目した事例を募集し、 優れた事例について「土地活用モデル大賞」をはじめとする表彰を行うこととしました。
応募プロジェクト24点について、1次審査で12プロジェクトを選定、最終審査で7プロジェクトを土地活用モデル大賞、 土地活用モデル優秀賞(財)都市みらい推進機構会長賞)をはじめとする優秀作品として選定しました。 (平成17年度 土地活用モデル大賞の概要はこちら)

選定結果

土地活用モデル大賞(国土交通大臣賞)

・「鎌ヶ谷駅東口駅前プロジェクト」    詳細はこちらから (※プロジェクト関係者名簿
〜駅広・民地の一体的整備と官民協働一元管理をめざして〜

土地活用モデル優秀賞((財)都市みらい推進機構会長賞)

・「ガーデンふ頭東地区再開発事業「名古屋港イタリア村」
・「世田谷ものづくり学校」  詳細はこちらから  (※プロジェクト関係者名簿

土地活用モデル特別賞(審査委員賞)

・「もんぜんぷら座活用事業」  詳細はこちらから  (※プロジェクト関係者名簿
・「金山北地区開発プロジェクト」  詳細はこちらから  (※プロジェクト関係者名簿
・「放出下水処理場 上部利用施設整備事業」  詳細はこちらから  (※プロジェクト関係者名簿
・「梅田2丁目地区のまちづくり」  詳細はこちらから  (※プロジェクト関係者名簿
 (ハービスENT、ヒルトンプラザウェスト)

審査経過

「土地活用モデル大賞」は、優れた土地活用を全国的に紹介しその普及を図るために、土地活用の「成功モデル」 を募集、選考し、表彰しようとするものです。昨年から低・未利用地の有効活用事業のコンテストを開催し、本年度も全国から 土地有効活用事例の応募を募りました。
 本年度の「土地活用モデル大賞」は24プロジェクトの応募がありました。応募資料による一次審査、一次選考プロジェクト についての現地調査、そして現地調査資料を基に最終審査を行い表彰プロジェクト選出しました。
審査は審査基準(土地活用についての先導性、独創性、汎用性)を基に、一次審査では活用計画の立案、効果的な敷地確保、 施設立地、資金調達、公民連携、施設の運営管理などに関して、プロジェクトの推進力となった努力や工夫について、 主に審査資料に基づいた審査を行いました。
続いて、審査委員による現地調査と関係者インタビューに基づいて、周辺への触発効果や他のプロジェクトに対するインパクト、 手法や仕組みの新しさ、他地域での応用のしやすさを調べ上げ、これに基づいた最終審査を行いました。
最終選考に残ったプロジェクトはいずれも先進性、独創性、汎用性に照らして優れたものでありました。土地活用モデル大賞には 審査委員全員の評価が高く、土地活用の総合力に優れ、地域一体となった運営がなされているプロジェクトを選定しました。
土地活用モデル優秀賞には新設事例とコンバージョン事例から優れた工夫のある2プロジェクトを選定しました。
土地活用モデル特別賞は審査会の特別賞であり、総合的な側面より、各プロジェクトの特色が以後の土地活用に資するものである点 を重視して4プロジェクトを選定しました。
審査にあたり、全国各地において土地活用の新たな工夫がなされていることを再認識しました。受賞プロジェクトはもとより、 応募プロジェクトのすべてにきらりと光るものを感じました。全国の土地活用に取り組んでいる方々がこれらを参考として優れた 土地活用を進められるとしたら、審査に参加したひとりとしてまことに喜ばしいことです。 今回は応募期間が約2ヵ月強 でありましたが、短期間の中でよくこれだけの応募があったと感謝するものです。また、この土地活用モデル大賞が全国的に知られる ようになり、全国各地の土地有効活用プロジェクトが応募されることを望むものです。

審査委員長   黒川  洸