高知県梼原町は、高知県中西部にある高知県と愛媛県の県境にある人口4千6百人、総面積236.51平方キロメートルの広大な地域です。また清流四万十川源流域に位置し四季折々の変化に富んだ豊かな自然環境に恵まれた森林率91%の山間の町です。この梼原地区には、坂本龍馬脱藩の道、勤王の志士が夢を語り合った掛橋邸や県下唯一の木造芝居小屋「ゆすはら座」があり、秋には神楽を舞う三嶋神社など、龍馬ファンのみならず四季を通じて数多くの観光客が訪れます。
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梼原町のまちづくりは、道路整備がきっかけとなってはじまりました。そのきっかけとなった路線がこの地区を通っています。愛媛県から梼原町の中心地の国道197号に接続し終点となる国道440号です。
この区間はとても狭くて、お年寄りや子供には危険な道路となっていました。大型トラックとのすれ違いや、梼原の冬は積雪もあるので、そのときの運転は大変危険でした。このような様々な課題に対する解決の方法を探るために平成7年から中心地の各地域住民から委員を選び、道路整備、まちづくりについての様々な検討が行われてきました。平成11年度より、住民主導で路線の決定の、アンケートや、地元説明会を住民組織が主体となり実施しました。その住民組織が平成12年の6月に東区区長を会長とし梼原町再生委員会(通称:たくみの会)として発足しました。道路だけがよくなるだけではいけない。まちを活気づけるためにもまちづくりのことも考えていこう。という住民のパワーでまちづくりがはじまりました。 |
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たくみの会のまんなかまちづくり検討部会では、自分たちの住んでいる梼原をこれからもずっと梼原に住み続けたい、訪れてみたいまちにしよう!と色々な分野の人たちが集まって話し合いを行っています。 未来への夢を語り、自分たちのまちへの誇りを持ちたいという熱い想いでまちづくりに取組んでいます。新しくなる道路の歩道の舗装の種類や街路灯、街路樹を自分たちで決め、愛着を持って生活をしていきたいという願いから試験施行も実施しています。



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観光客が情報を得ることのできる機能も持ち、地域住民から観光客まで、ふらりと立ち寄りたくなるそんなにぎやかで楽しい空間づくり
梼原町の間伐材をふんだんに使った木箱で地域の物産を販売してみては?木箱やテーブル、ベンチなどいろいろな用途に利用してみては?地域住民と観光客の交流や情報交換の場所としてみては?色々な意見が出ています。現在、検討中。 |
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そういった話合いの中で美しい街なみ、景観をどんな風にしていけばいいか。平成17年4月に四国初「景観行政団体」になったこともそういった話合いの中からでした。それにより、もっと景観をよりよくしていくにはどうすればいいか、議論になり電線の地中化をしてはどうだろうか。と住民の中から意見が出てきて、国道440から電柱が見えないところに移動していく計画です。
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