昭和45年:駅前地区の整備改善のため、桑名駅前市街地再開発事業都市計画決定。
昭和47年:施設建築物E棟(パルビル),48年:施設建築物N棟(メイトビル)開店。
昭和52年:駅前広場整備、桑名駅前市街地再開発事業工事完了
平成 9年:桑名商業開発鞄|産。ジャスコ撤退。専門店も撤退し、パルビル閉鎖。
平成13年:桑名市、商工会議所他出資による株式会社まちづくり桑名設立。
平成15年:桑名パル跡地再開発の事業計画決定。既存建築物(パルビル)解体。
平成16年:桑名パル跡地(北館分)用地取得。建築工事着工。
平成18年:サンファーレ完成、オープン
1. 権利関係が錯綜する再開発ビルの課題を克服して再々開発
平成9年に閉鎖された「パルビル」について、三交不動産(株)が土地建物に関する債権等を整理取得したうえでビルを解体し、新たに2棟のビルとして再開発を行った事業。
新たなビルは、北館は商業業務施設と駐車場からなり、三交不動産(株)が建設した後桑名市に売却し、桑名市及びTMOなどが管理運営を行う。
2. 高度成長期の駅前開発モデルからコンパクトシティ型駅前モデルへ
郊外化と名古屋依存の2極化のなかで、名古屋通勤圏に位置する駅前に位置し、確実な需要が見込まれる住宅をコア事業とする。
駅直近の足元周りの賑わい・利便性などを作るための商業生活支援機能などを地元商業界と公共も一部分担
●桑名市
 本プロジェクトは、駅前の賑わいを取り戻し、郊外化等によって低迷する駅前中心市街地の再活性化にむけた事業であり、破綻して遊休化していた桑名駅前再開発ビルを行政と民間企業が主体となり商工会議所等と連携を図り再整備いたしました。
 また、桑名市では、桑名駅を三重県の北の玄関口として観光交流拠点にふさわしい交通結節点として整備することが急務と考え、駅西土地区画整理事業と併せて、東西自由通路の整備、三岐鉄道西桑名駅の乗り継ぎ改善等、桑名駅東口広場の整備を計画し、桑名市の玄関口として更なる景観形成、機能導入を図ります。
●三交不動産
 桑名市の中心市街地活性化基本計画に基づき、破綻した桑名パルビル跡地のデベロッパーとして、桑名市の駅前再開発に対する不退転の決意と桑名経済界の全面的な支援のもとに再々開発を担当した。
 本事業が成功を収めた最大の要因は官・民の協働である。具体的には、名古屋都市圏へ電車で約20分強、郊外には大型S・Cが位置する地理的立地状況の中で導入機能の選定で苦慮する中、北館には、行政サテライトオフィス・一時保育所・市営駐車場及び市民交流コーナー、南館においては、桑名商工会議所・桑名市商店街連合会そして分譲住宅・コンビニエンスストア等のいわゆる核施設を導入できたことが今回の駅前活性化のキーポイントである。さらに運営面でも、北館・南館とも別個の建物・所有であるが鰍ワちづくり桑名が中心になり一体的な管理運営システムを構築・採用した点も特徴的である。いずれにしても、今後の周辺地区の開発と併せて本受賞の名誉を汚さないようにサポートをしていきたい。
▲商業棟足回り
▲サテライトオフィス
▲商業棟と住宅棟
▲商業棟1階
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